ゴルフのラウンドにおいて、グリーン周りのガードバンカーにボールが入ってしまった際、砂の抵抗に負けて1打で脱出できなかったり、あるいは砂を爆発させようとして強く打ちすぎてグリーンを直接オーバー(ホームラン)して大叩きしてしまう悩みです。

物理的な発生メカニズム

バンカーショットで脱出できない、または大トップする原因は、「フェースを閉じたまま砂にエッジを突き刺そうとすること(バウンスの不使用)」です。

多くのゴルファーは、バンカーから球を上げるためにボールのかなり手前の砂を力いっぱい叩こうとします。

しかし、フェースがスクエアな状態や閉じた状態のまま砂に当てると、リーディングエッジが砂の中に深く突き刺さるため、砂の凄まじい抵抗によってヘッドスピードが一瞬でゼロになり、ボールが全く出なくなります。また、これを嫌がってすくい上げようとすると、今度はリーディングエッジがボールに直接ヒットして大ホームランになります。

Sメソッドによる解決策

力を使わず、砂の抵抗を無力化してバンカーから一発でフワッと脱出するための物理的な手順は以下の通りです。

  • フェースを極限まで開いてセットする:アドレス時に、ゴルフクラブのフェースを時計の針の「1時〜2時」の方向に向くほど大きく開きます。これにより、ウェッジの裏側にある「バウンス」が最も効果的に働く状態を作ります。
  • 砂を爆発させるのではなく、バウンスを砂に滑り込ませる:大きく開いたフェースのバウンスを、ボールの下の砂に薄く滑り込ませるように振ります。バウンスが砂を弾く(エクスプロージョン効果)ため、砂の抵抗を受けることなく、球は自動的に砂と一緒にフワッと空中に舞い上がり、簡単に脱出できます。